其泉について
いつも賞美堂本店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
今回の記事では、賞美堂本店のオリジナル・ブランド「其泉(きせん)」について、ご紹介させていただきます。
賞美堂本店の先代会長 蒲地昭三は、社業の傍ら、江戸時代にヨーロッパへ輸出された”古伊万里”を多く日本に里帰りさせました。1970年代、当時国交がなかった東ドイツをはじめ、ヨーロッパ各地を巡り、銘品を探し歩きました。
里帰りした古伊万里は、全国各地の展示会でお披露目され、色褪せることのない伝統美は多くの人を魅了し、当時の古伊万里ブームのきっかけとなりました。
こうして、賞美堂本店の中に「時代をこえて美しく」という志が芽生えました。
昭三は、「古伊万里の伝統美を現代の暮らしに」との思いで商品開発に励み、自社ブランド「其泉」が誕生します。
「其泉」の文字は、1978年(昭和53年)の商品目録で初めて確認できます。
賞美堂本店の創業者 蒲地律志の実父の俳号から「其泉」を、養父の俳号「竹亭」から笹の葉の意匠をとったものです。
また竹は、まっすぐに勢いよく伸びる姿が古来より縁起の良い植物とされており、「其泉」が「人・モノ・金」を生み出す勢いあるブランドとなってほしいという思いも込められています。
1987年(昭和62年)に発売した「極錦金彩古伊万里様式」、続く「琳派古伊万里様式」が好評を博し、古伊万里様式は、其泉ブランドの代名詞となりました。
現在では、それらのシリーズを守りながら、モダンにアレンジした器、日常使いの器など、DNAを受け継ぐ商品を創出しています。
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