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PHILOSOPHY 理念
私たち賞美堂本店は、以下の基本理念・経営方針に基づき、
有田焼の産地とお客様の暮らしに貢献します。
- 【基本理念】
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時代をこえて美しく 有田焼の普遍的な美しさを未来へ伝えます
- 【経営方針】
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美しいものを 時代をこえて愛される、普遍的な価値を持つ商品を生み育てます 私たちは美しいと信じるものを生み出し、
伝える努力をもって求められるものへ育てます。美しい心で 法令遵守にとどまらず、社会的に健全な倫理・道義に基づき誠実さを貫きます 正しいことを堂々と。
目先の利益や自社のことだけではなく、未来と本質を見据えて行動します。美しく商いする 適正な利益を得ながら、お客様や地域・産業の継続的な発展に貢献します 伝統産業の担い手としてお客様と産地の架け橋となり、互いの声を届けます。
作り手と地域へ利益を還元し、産地の製造環境を未来につなぐ責任を担います。美しい組織 社員の充足と会社の発展を両立させ、機能的で調和した組織を目指します 会社と社員が本質的に対等で、相互に依存せず、
相互の成長が響き合う場所をつくります。
history 賞美堂本店の歴史
1970年頃
有田陶山神社にて 蒲地 律志(左)、昭三(右)
有田陶山神社にて 蒲地 律志(左)、昭三(右)
1970年
東ドイツ ドレスデン国立美術館にて昭三(左)
東ドイツ ドレスデン国立美術館にて昭三(左)
左から桃子、卓也、亜紗
- 1948年 「有田焼の商いをしたい」48歳で賞美堂本店を創業。販路拡大へ
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賞美堂本店は、第二次世界大戦の終戦から3年後の1948年(昭和23年)に創業しました。創業者・蒲地律志(カモチ リツシ)は、「蒲地呉服百貨店」という呉服商を営んでいました。しかし有田は300年以上(当時)の歴史を持つ、有田焼の町。律志は「有田焼の商いをしたい」という長年抱いていた思いに突き動かされ、48歳にして有田焼の商いを始めました。
ほどなくして、律志の長男・蒲地昭三(カモチ ショウザブ)が入社。1959年(昭和34年)には「株式会社 賞美堂本店」に法人化しました。昭三は、登山用のリュックやカバンに有田焼を詰め込み、日本各地の陶磁器専門店や料亭、旅館をめぐって販路拡大に取り組みました。二人の努力が実を結び、少しずつ取引先が増えていきました。 - 1970年~ ヨーロッパの王侯貴族が愛した古伊万里。その里帰りに尽力
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江戸時代の有田焼“古伊万里”は、美しい白磁から「白い金」と呼ばれ、17~18世紀にはヨーロッパの王侯貴族から熱狂的な支持を受けました。日本から多くの古伊万里が輸出され、ヨーロッパが誇る磁器ブランド「マイセン」誕生のきっかけとなったほどです。
昭三は、賞美堂本店の経営のかたわら、町内の有力者とともにヨーロッパへ輸出された古伊万里の里帰りに取り組みます。当時国交がなかった東ドイツをはじめ、ヨーロッパ各地を旅し、古伊万里や柿右衛門、明治伊万里など百点以上の銘品を日本に里帰りさせました。
里帰りした古伊万里は、全国各地の展示会でお披露目され、多くの人たちを魅了。古伊万里ブームのきっかけになりました。古伊万里の伝統美は時代も国もこえて愛されると、昭三は確信します。
こうして、賞美堂本店のテーマである「時代をこえて美しく」が生まれました。昭三は「古伊万里の伝統美を現代の暮らしに」という思いで、商品開発に励みます。 - 1978年~ 有田焼の伝統美を現代の焼き物に甦らせる。自社ブランド「其泉」が誕生
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昭三は、有田焼が持つ美意識を現代に甦らせることを決意。賞美堂本店がプロデュースするオリジナル・ブランド「其泉(きせん)」を立ち上げます。「其泉」の文字が初めて賞美堂本店の商品目録(カタログ)に登場したのは、1978年(昭和53年)のことです。
「其泉」の由来は、律志の実父の俳号から“其泉”を、養父の俳号“竹亭亜雀”から笹の葉の意匠をとったものです。
古伊万里らしい絢爛豪華な趣が魅力の「極錦 金彩 古伊万里様式」(1987年(昭和62年)発売)、尾形光琳が究めた琳派芸術の様式美を受け継ぐ「琳派 古伊万里様式」(1990年(平成2年)発売)は多くのお客様から好評の声をいただき、「其泉」の代名詞となりました。
昭三を中心に生み出された伝統文様のシリーズの数々は、「其泉」のロングセラーとして、今なお作り続けられています。 - 2000年~ 使う人の目線を大切にした女性の感性。「其泉」の継承と発展
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蒲地昭三の三女 蒲地桃子(カモチ モモコ)は、2000年(平成12年)に代表取締役社長に就任。店頭でお客様の声を聞くなかで、使う人の目線を大切にした有田焼の開発に着手します。
使い勝手の良さにこだわったお鍋の取り皿「Cacomi」シリーズや、伝統的な文様とフルーツのモチーフを組み合わせた「くだもの」シリーズなど、「其泉」の伝統を継承しつつ、現代のライフスタイルに合う器を多数リリースし、其泉を新たなステージに発展させました。また、食器にとどまらず、有田焼の多彩な技法をインテリアとして表現する磁器製フィギュアブランド「momoco」を2018年(平成30年)に立ち上げました。 - 2021年~ 三人代表体制でさらなる成長を目指す
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2021年(令和3年)、桃子の長女 蒲地亜紗(カモチ アサ)と夫の蒲地卓也(カモチ タクヤ)が代表取締役に加わり、新しいスタートをきりました。亜紗は、「其泉」・「momoco」の商品開発や、書籍「有田焼を愉しむ食卓とレシピ」制作などの企画に従事。「時代をこえて美しく」の志を絶やすことなく、有田焼の美しさを発信していくことに尽力しています。
卓也は、自社の労働環境改善や、変化する有田焼の製造環境への対応を担い、会社および産地の持続可能な成長を目指しています。
これからも私たち賞美堂本店は、いつの時代にも喜んでいただける有田焼をみなさまにお届けし、有田焼の伝統を未来へ伝えるために、挑戦を続けます。
history 沿革
1948.04 | 初代社長 蒲地律志、呉服店から転業し賞美堂本店を個人商店として創業 |
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1959.07 | 社名を株式会社賞美堂本店として法人改組 |
1970.09 | 蒲地昭三、旧東ドイツをはじめ欧米各地を歴訪し、17・18世紀、幕末、明治初期における有田焼の海外貿易について調査を行う |
1973.02 | 中の原店新社屋・新館ショールーム完成 |
1975.04 | 有田焼卸団地店(現アリタセラ店)オープン、本社機能を有田焼卸団地に移転 |
1975.09 | 蒲地昭三、「ドレスデン国立博物館所蔵、古伊万里里帰り展」専門委員に任命される |
1980.07 | 蒲地昭三、株式会社賞美堂本店 代表取締役社長に就任 |
1985.04 | 自社製造部門、其泉工房・研修棟完成(2018年までにすべて閉鎖) |
1988.08 | 蒲地昭三、肥前陶磁器商工協同組合 理事長に就任(任期計9年) |
1997.09 | 蒲地昭三、株式会社賞美堂本店 代表取締役会長に就任 蒲地孝典、株式会社賞美堂本店 代表取締役社長に就任 |
1998.11 | 蒲地昭三、有田商工会議所会頭に就任(任期計6年) |
2000.06 | 蒲地桃子 株式会社賞美堂本店 代表取締役社長に就任 蒲地孝典 株式会社賞美堂本店 代表取締役社長を退任 |
2009.11 | オンラインショップ オープン(第一期) |
2010.02 | 国土交通省 観光庁主催「魅力ある日本のおみやげコンテスト2010」にて古伊万里ワインコレクションがグランプリ、金賞のダブル受賞 |
2010.03 | お鍋の取り皿「Cacomi」が佐賀県ユニバーサルデザイン推奨品認定 |
2011.02 | 国土交通省 観光庁主催「魅力ある日本のおみやげコンテスト2011」にて有田焼マグネットがカナダ賞受賞 |
2018.09 | 磁器製フィギュアブランド「momoco」立ち上げ |
2018.09 | オンラインショップ リニューアルオープン(第二期) |
2021.03 | 書籍「老舗のうつわ屋賞美堂本店がお届けする 有田焼を愉しむ食卓とレシピ 伝統文様×色彩×料理で魅せる31のテーブルコーディネート(フォーシーズンズプレス)」発刊 |
2021.08 | 蒲地桃子 株式会社賞美堂本店 代表取締役会長に就任 蒲地卓也 株式会社賞美堂本店 代表取締役社長に就任 蒲地亜紗 株式会社賞美堂本店 代表取締役専務に就任 |
2022.11 | 蒲地桃子、有田商工会議所副会頭に就任(在任) |
2024.01 | オンラインショップ リニューアルオープン(第三期) |
COMPANY PROFILE 会社概要
商号 | 株式会社 賞美堂本店 |
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所在地 | 佐賀県西松浦郡有田町中の原1丁目1番13号(登記上) 佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2351-169アリタセラ内(本社) TEL.0955-42-2261(代表)/ FAX.0955-42-2180 |
創業 | 昭和23年4月 |
設立 | 昭和34年7月13日 |
資本金 | 10,000,000円 |
従業員数 | 17名 |
役員 | 代表取締役会長 蒲地桃子 代表取締役社長 蒲地卓也 代表取締役専務 蒲地亜紗 |
取引銀行 | 佐賀銀行有田支店・佐賀共栄銀行有田支店 |
適格請求書(インボイス)発行事業者登録番号 | T2 3000 0100 5692 |